非嫡出子とはなんですか

非嫡出子とは、父母の間に婚姻関係がない子をいいます。

母親については、分娩の事実によって、当然にその子との間に親子関係が生じます。
一方、父親については、認知によってはじめて親子関係が生じます。

認知には、任意認知と強制認知があります。

任意認知とは、父が自らの意志で子を自分の子として承認することをいいます。
任意認知の手続としては、戸籍法の定めに従い届け出ることによって行います(民法781条1項)。
また、遺言によって認知を行うこともできます(民法781条2項)。

なお、認知の届出において、市役所で行われるのは形式的審査ですので、
真実の親子関係でなくとも認知の届出が認められることもありえます。
このように虚偽に認知がなされていた場合、後に子その他の利害関係人は認知無効訴訟によって、認知を無効とすることができます。
認知を行った本人が認知無効を主要できるかどうかは、見解がわかれています。

強制認知とは、訴訟により強制的に父子関係を確定する制度です。
子、その直系卑属又はこれらの者の法定代理人が父に対して訴訟を提起することができます(民法787条)。
認知の訴えは、父の生存中はいつでも提訴することができ、父の死後は3年を経過するまで提訴することができます(民法787条但書)。

なお、非嫡出子の相続分は、現在では相続分と同一となっています。

 

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